森に会いに行く

たくさん歩きたい

ああ、春が来たなぁと感じる瞬間がある。

次第に日差しが暖くなり、山や街の植物たちがすこしずつ生き生きとしはじめて、現れてきた柔らかな色が目に入ってきた瞬間、間違いなく春がやってきたことを確信するのだ。

 

今年2023年、私がそれを感じたのは、山道を車で走っている時だった。

私が現在住んでいる北陸地方に生育している樹々の多くは落葉樹なので、山の樹々は冬の間葉っぱを落とし、夏の間にはあまりはっきりとわからない枝ぶりや幹の形を惜しげもなく見せている。その枝先に黄色の花がつき、樹冠全体が黄色に包まれていた姿を見た瞬間、「ああ、春がやってきた!」と明るい気持ちになった。

 

黄色に包まれた樹々

さらに進んで行くと桜の花も満開。

 

あざやかな桜

もうしばらくすると、樹々は葉っぱをつけて、新緑が山一面に広がるのだと思うと、新緑の柔らかい緑を目にできる日が楽しみになる。

 

身近な自然を楽しみながら生活することは、今年の目標の一つ。

興味深い現象を記録していくつもりだ。